ヴィオラというと、オーケストラでは、ヴァイオリンの影となっているイメージ、
ソロとしてのクラッシックレパートリーに於いても、ヴァイオリンのように豊かではありません。
スター楽器である高音のヴァイオリンの華やかさ、低音のチェロとは異なる、ヴィオラという楽器の魅力とは…
ヴィオラの音域は、ピアノの鍵盤の音域で例えるならば、中心部分の音であり、人間の歌う声に近く、
何よりもその魅力は、安定した深い音色、美しい哀愁をおびた音色、スピード、テクニックの表現とは異なる、
個性的な魅力を表現できることであると思います。
日本では、スター楽器の存在ばかりが注目され、ヴィオラの存在に少しコンプレックスを感じがちですが、
実は多くの音楽愛好家の人々にヴィオラの音色は注目されてきています。
ヴィオラは、これからの音楽的可能性、魅力を秘めた、素晴らしい楽器であると思います。
この度、ソロヴィオリストとして、パリオペラ座で活躍するアレクシーロジャンスキーと、
日本人作曲家とのコラボレーションにより、叙情性豊かなヴィオラとピアノの美しいメロディーが生まれました。
日本のメロディーを始め、クラッシックレパートリー、そしてヴィオラの為に作曲された、美しいメロディーを通じ、
多くの方々へ、ヴィオラの魅力をご理解頂ければと思います。